Post記事
森の中でゆったりとした時間を過ごすカフェ 小鳥のcafe Quince(クインス)
鳥取県八頭郡智頭町の自然豊かな芦津渓谷にある「小鳥のcafe Quince(クインス)」は、森の中で小鳥のさえずりや滝の音に耳を傾けながら、ゆったりとした時間を過ごせる隠れ家的なカフェです。

周囲は四季折々に美しい景観を見せてくれる場所で、春は新緑、夏は川のせせらぎと涼やかな風、秋は紅葉、冬には雪景色が広がり、訪れるたびに違った魅力を味わえます。

お店の建物は「みたき園」の敷地内にあり、自然に溶け込むように木の温もりを大切にした造りになっています。

ガラス張りの大きな窓からは渓流や緑の木々が一望でき、テラス席ではまるで森の中に座っているかのような感覚で食事やお茶を楽しむことができます。
樹齢80年を超えるヒノキを使った一枚板のテーブルや、智頭杉を使った手作りの椅子や小物が配置され、店内に一歩足を踏み入れると、まるで木に包まれているような心地よさがあります。
私が訪れた際には、キャラメルりんごのタルト(税込630円)、黒ごまのチーズケーキ(税込550円)、カフェオレ(税込550円)、そして水出し珈琲(税込550円)をいただきました。

キャラメルりんごのタルトは、しっかりと煮込まれたりんごの甘酸っぱさとキャラメルのほろ苦さが絶妙に調和しており、サクサクのタルト生地との相性が抜群でした。
黒ごまのチーズケーキは、口に入れた瞬間から黒ごまの香ばしさが広がり、濃厚なチーズのコクと一緒になって、和と洋が見事に融合した一品。
どちらも素材の味を大切にしており、甘さ控えめで自然な美味しさが印象的でした。


ドリンクもとても充実していて、カフェオレは優しい口当たりで、スイーツの味わいを引き立ててくれました。一方、水出し珈琲はスッキリとした飲み口で、深みのあるコクを感じられる仕上がり。森の静けさの中で味わうと、ただの一杯の珈琲が特別な体験へと変わるのを実感しました。
お店の雰囲気はとても落ち着いており、店名の「小鳥のcafe」という通り、窓の外からは鳥の声が聞こえてきます。自然に囲まれながら食事をする贅沢さは、都会ではなかなか味わえないものです。
薪ストーブが設置されているので、寒い季節でも暖かく過ごすことができ、窓越しに雪景色を眺めながらのカフェタイムもまた格別でしょう。
Quince(クインス)という名前の由来は「かりん」の英名である quince に「小鳥の」を組み合わせたものだそうです。その響きには、自然と寄り添い、小鳥のように軽やかに過ごしてほしいという想いが込められているように感じます。


カフェの周辺は散策路も整備されているため、食事やお茶を楽しんだ後に少し歩いてみるのもおすすめです。川の音を聞きながら歩けば、日常の疲れがすっと消えていくような清々しさを味わえます。

特に紅葉の季節は人気で、カフェの窓から眺める景色がまるで絵画のように美しく、訪れる人を魅了します。 観光で智頭町を訪れる方はもちろん、日常の喧騒から離れて静かな時間を過ごしたい方にとっても、このカフェは特別な場所になるはずです。
まとめ
「小鳥のcafe Quince」は、自然に寄り添うような優しい時間を提供してくれる癒しの空間です。大きな窓から望む滝や緑、季節ごとの彩りを眺めながら味わうケーキやコーヒーは、どれも特別な美味しさに感じられます。
キャラメルりんごのタルトや黒ごまのチーズケーキは見た目にも美しく、素材を活かした味わいが印象的でした。鳥取・智頭町を訪れる際には、ぜひ足を運んでほしいカフェです。
店舗情報
店名 | 小鳥のcafe Quince(クインス) |
住所 | 鳥取県八頭郡智頭町大字芦津707 |
営業時間 | 11:00〜16:00 |
定休日 | 火曜・水曜(12月第2月曜〜翌年3月末まで冬季休業あり |
駐車場 | 大型バス6台分、乗用車30台分ほどあり |
関連リンク |
※記事内に記載している情報は、取材時点でのものです。
最新の情報は直接店舗へお問い合わせください。
また、写真の無断転載、使用を禁止します。